PCMAXで新開地の41歳スナックのママと出会えた50代の体験談

新開地でPCMAXを使って出会えた体験談のアイキャッチ画像

新開地は神戸の裏の顔だ。

三宮から神戸高速鉄道で2駅。改札を出ると空気が変わる。三宮のきれいな商業ビルとは別世界だ。古い飲食店が並ぶアーケード。昼間はシャッターが下りた店が多く、閑散としている。だが夜になると明かりが灯る。スナック、居酒屋、立ち飲み。新開地は神戸の飲み屋街だ。かつては映画館が並ぶ繁華街として栄え、「東の浅草、西の新開地」と呼ばれた時代もあった。今はその面影はほとんどない。だが飲む街としての空気は残っている。安い酒と、人情と、少しだけ猥雑な匂い。

僕は神戸市在住の50代バツイチ。PCMAXで出会い系歴は4年を超えた。三宮、姫路、御影、西宮、垂水、明石、加古川、尼崎、宝塚、伊丹、川西、三田、須磨、芦屋。兵庫県内のエリアはかなり回ってきた。新開地は地元中の地元だ。神戸に住んでいれば嫌でも通る場所。でも出会い系で「新開地」を検索したことはなかった。飲みに行く街であって、女と出会う街というイメージがなかった。

この記事は、新開地で41歳のスナックのママと出会った話だ。バツイチ、子供なし。新開地で10年間スナックを経営している。男を接客するプロだ。酒の席で何千人もの男を相手にしてきた女。その女が出会い系に登録していた理由と、50代のバツイチ会社員に何を求めたか。そのリアルを書く。

  • PCMAXで新開地の41歳スナックのママを見つけた経緯
  • 男を接客するプロに送った最初のメッセージの工夫
  • 定休日の新開地で初めて会った夜の空気感
  • ハーバーランドの夜景から新開地のホテルまでのリアル
  • 40代スナックのママと出会うために同世代の男が知っておくべきこと

PCMAXで新開地の41歳スナックのママを見つけた経緯

  • 新開地を検索しなかった理由と検索した理由
  • 新開地のプロフには「夜の仕事」の女が潜んでいた
  • 41歳スナックのママのプロフに書いてあった「お店の外で会える人」の本音

新開地を検索しなかった理由と検索した理由

新開地を検索しなかった理由は「近すぎる」からだ。神戸市内に住んでいると、新開地は生活圏の延長だ。飲みに行く街。会社の飲み会で使う居酒屋がある街。出会い系で女を探す場所ではなかった。

検索した理由は、須磨の記事を書いた後に「神戸市内でまだ検索していないエリア」を潰していこうと思ったからだ。長田、兵庫区、新開地。この辺りは地元すぎて盲点になっていた。新開地で検索をかけた。ヒット数は三宮の半分以下だが、プロフの雰囲気が他のエリアと明らかに違った。

芦屋は「自立した美容系の女」が多かった。西宮は「子育て中の主婦」が多かった。新開地は「夜の仕事をしている女」が目立った。スナック、バー、ラウンジ。新開地から湊川にかけてのエリアには、小さな飲み屋が密集している。そこで働いている女、あるいは経営している女が、PCMAXに登録している。仕事では毎晩男と話しているのに、プライベートでは男がいない。芦屋のエステティシャンが「触られる側になりたい」と言ったように、新開地の飲み屋の女は「接客じゃなくて、女として扱われたい」と思っている。

新開地のプロフには「夜の仕事」の女が潜んでいた

新開地のプロフを見て回って気づいたのは、職業を「飲食業」「サービス業」「自営業」と書いている女が多いことだった。具体的に「スナック」「バー」とは書かない。業種をぼかしている。

理由は明白だ。スナックのママやバーテンダーが出会い系をやっていると知られたら、客が来なくなる可能性がある。「あの店のママ、出会い系やってるらしいよ」。新開地の飲み屋街は狭い。噂はすぐに広がる。だからプロフでは職業をぼかす。でも生活リズムは隠せない。ログイン時間が深夜2時から4時に集中している。店を閉めた後だ。写真も特徴がある。ネイルが派手。化粧が濃い。でもプロフの写真には店内が映っていない。自宅で撮った私服の写真だ。仕事の自分とプライベートの自分を切り分けている。

ログイン時間で夜の仕事を見抜く方法はシンプルだ。深夜2時以降にオンラインの女は、飲食か医療か介護。プロフに「自営業」と書いてあって深夜3時にオンラインなら、ほぼ飲み屋の経営者だ。新開地に限らず、この法則は全エリアで使える。

41歳スナックのママのプロフに書いてあった「お店の外で会える人」の本音

深夜3時にPCMAXを開いた。新開地で検索。オンライン中の女が4人いた。その中に41歳の女がいた。プロフの写真は1枚。黒いワンピースを着た女が、自宅のらしき部屋の鏡の前で撮った写真。顔は口元から下だけ。赤い口紅が印象的だった。

自己紹介にはこう書いてあった。「41歳バツイチ。神戸で自営業をしています。仕事柄、男性と話す機会は多いですが、お店の外で気楽に会える人がいたらいいなと思っています。お酒は好きです。年齢は気にしません。落ち着いた方が好みです」。短いが情報量は多い。「自営業」は飲み屋。「仕事柄、男性と話す機会は多い」で確定だ。「お店の外で」がキーワードだった。店の中では毎晩男と話している。でもそれは仕事だ。金を払っている客と、金を払っていない男。その差が、この女にとっては決定的に重要だった。

「年齢は気にしません」。これは社交辞令ではなく本音だ。スナックのママは20代から70代まで、あらゆる年齢の男を相手にしている。年齢で人を判断する習慣がない。「落ち着いた方」。これは裏を返せば「酔って絡んでくる男は勘弁」という意味だ。店で毎晩、酔った男の相手をしている。プライベートでまで酔っ払いの面倒は見たくない。シラフで話ができる男。これがスナックのママが出会い系に求めている条件だった。

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男を接客するプロの41歳に50代が送った最初のメッセージ

  • 「お店の外で」に合わせた距離感の取り方
  • 返信は30分で来た。しかも長文だった
  • LINEに移行して見えた「41歳スナックのママ」の孤独

「お店の外で」に合わせた距離感の取り方

スナックのママにメッセージを送る時、最も気をつけたのは「客にならないこと」だった。この女は毎晩、客の相手をしている。「今度お店に行ってもいいですか」は最悪の一手だ。店に来られたら、金を払う客と出会い系の男の境界が曖昧になる。

送ったメッセージはこうだ。「はじめまして。プロフの『お店の外で会える人』という言葉が印象的でした。仕事では会えない誰かを探しているんだなと感じました。神戸在住の50代バツイチです。落ち着いてるかどうかは会って判断してください。定休日にお茶でもいかがですか」。ポイントは3つ。「お店の外で」を引用して、彼女の本音に気づいていることを示す。「仕事では会えない誰かを探している」と言語化して、理解者であることを伝える。「定休日に」で、彼女の生活リズムに合わせる姿勢を見せる。

芦屋のエステティシャンには「観察眼」で入った。伊丹の保育士には「日常の共感」で入った。スナックのママには「理解者」として入った。夜の仕事をしている女は、表面的な褒め言葉には反応しない。毎晩客から「綺麗ですね」「若く見えますね」と言われている。お世辞は聞き飽きている。だから褒めない。代わりに「わかっている」と伝える。わかってくれる男は、店には来ない。だから出会い系で探している。

返信は30分で来た。しかも長文だった

深夜3時半にメッセージを送って、4時に返信が来た。店を閉めた後の時間帯だ。返信は長かった。

「メッセージありがとうございます。お店の外で、のところに反応してくれたの初めてです。だいたいの男の人は『どこのお店ですか?行っていいですか?』って聞いてくるんですよ笑。それは困るんです。仕事とプライベートは分けたいので。50代、バツイチ、落ち着いてるかどうかは会って判断、って正直でいいですね。定休日は火曜です。お茶でもお酒でも。時間は夜の方が生活リズムに合います」。

長文の返信が来るのは、刺さった証拠だ。出会い系の返信で文字数が多いのは、相手が「話したいことがある」サインだ。「お店の外で、のところに反応してくれたの初めて」。つまり今まで何人もの男からメッセージを受けてきたが、全員「店に行きたい」と言ってきた。客になりたがる男ばかりだった。金を払って会いに来る男は、プライベートの相手にはなれない。この女が探しているのは「金を払わずに会いに来る男」だ。当たり前のことだが、出会い系では意外とこの当たり前ができていない男が多い。

LINEに移行して見えた「41歳スナックのママ」の孤独

3日目にLINEに移行した。スナックのママは話術のプロだ。LINEのやり取りもテンポがいい。返信が早い。文面にユーモアがある。「笑」の使い方が絶妙で、重くならない。

でも写真がほとんど来ない。芦屋のエステティシャンはカフェや食事の写真を送ってきた。須磨のフリーターはパンケーキと猫の写真だった。この女はテキストだけだ。写真を撮る習慣がない。1人の食事を撮っても虚しいだけだ。「今日の定休日は何してたん?」と聞いたら「昼まで寝て、掃除して、買い出し行って、また寝た」と返ってきた。定休日にやることがない。10年間、週6日で店を開けてきた。火曜日だけが休み。その火曜日に会う相手がいない。友達は同業の女が数人いるが、みんな火曜が定休日とは限らない。41歳バツイチ。子供なし。店を閉めた後の深夜に帰る1LDKのマンション。スナックのカウンターでは誰よりも賑やかなのに、家に帰ったら静かなもんだ。

「火曜日の夜、新開地で飲まない?」と誘った。「新開地でいいの?笑 もっとオシャレなとこの方がよくない?」と返ってきた。この反応が面白かった。新開地で働いている女が、新開地をデートの場所として提案されることに驚いている。客に連れて行かれるのは三宮か元町だ。新開地は「働く場所」であって「遊ぶ場所」ではない。でも僕は逆張りした。彼女のホームグラウンドで会う。仕事の場所とデートの場所を重ねることで、「お店の外で」の意味が変わる。同じ新開地でも、客として行くのと、男として行くのは違う。「新開地がいい。あんたの地元で飲もう」と返した。「あんた呼びなん笑。いいよ、火曜の夜ね」。

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定休日の新開地で初めて会った火曜日の夜

  • スナックのママが私服で立っていた新開地の路地
  • 男を見抜くプロの「査定」が始まった
  • 「あんた、うちの客にはおらんタイプやわ」と言われた意味

スナックのママが私服で立っていた新開地の路地

火曜日の夜7時。新開地の商店街を歩いた。彼女の店がどこにあるかは聞いていない。聞かないのがルールだ。待ち合わせは新開地駅の改札前。

改札の前に女が立っていた。写真で見た赤い口紅の女。ただし今日は私服だった。黒のタートルネックにグレーのワイドパンツ。ヒールは低め。アクセサリーはゴールドのバングルが1本。化粧は薄くしてきている。仕事の時より明らかに薄い。スナックの化粧とプライベートの化粧を使い分けている。「あ、50代さん?」と声をかけてきた。声が低い。落ち着いている。スナックのママの声だ。毎晩声を出しているから、声帯が鍛えられている。少しハスキーで、耳に残る声だった。

第一印象は「色気がある」だった。41歳。同世代だ。宝塚の44歳主婦とも、三田の39歳教師とも違う色気。生活に疲れた色気ではなく、仕事で磨かれた色気だ。男の前に立つことが仕事の女は、立ち姿が違う。背筋が伸びている。でも力んでいない。リラックスした色気。10年間、カウンターの向こう側に立ち続けた女の佇まいだった。

男を見抜くプロの「査定」が始まった

彼女が選んだ居酒屋に入った。新開地の路地裏にある小さな店。カウンター8席。大将が1人で切り盛りしている。「同業の店には行かへんようにしてるんやけど、ここだけは別。大将の魚が旨いから」と彼女が言った。

ビールで乾杯した。彼女は中ジョッキを一気に半分飲んだ。酒が強い。当たり前だ。スナックのママだ。僕はハイボールにした。刺身の盛り合わせと焼き鳥を頼んだ。食べながら、彼女が僕を「査定」しているのがわかった。箸の使い方。酒の飲み方。話の聞き方。店で何千人もの男を見てきた女は、最初の30分で相手を判定する。「この男は大丈夫か」「面白いか」「二度目があるか」。全部、最初の30分で決める。

僕は査定されていることを知っていた。だから意識したことが2つある。1つは「聞き役に回らないこと」。スナックのママは仕事で聞き役をやっている。プライベートでまで聞き役をやらされたらうんざりする。だから僕も自分の話をした。会社の愚痴、離婚の顛末、最近ハマっている釣りの話。自分を開示した。もう1つは「褒めないこと」。芦屋のエステティシャンの時と同じ方針だ。「綺麗ですね」は客が毎晩言っている。僕が言うことではない。代わりに「あんた、酒飲む顔がいいね」と言った。彼女は一瞬驚いて、それから笑った。「それ、客には言われへんわ」。客は彼女の顔を見て「綺麗」と言う。僕は「酒を飲む顔がいい」と言った。切り口が違う。切り口が違うだけで、スナックのママは笑う。

「あんた、うちの客にはおらんタイプやわ」と言われた意味

2時間ほど飲んだ。彼女はビール3杯と日本酒を2合飲んだ。顔色は全く変わらない。酒で崩れる女ではない。酒が入ると本音が出る女でもない。シラフの時と酔った時の差がほとんどない。10年間、酒を飲みながら仕事をしてきた女だ。

「あんた、うちの客にはおらんタイプやわ」と彼女が言った。「どういう意味?」と聞いたら「うちの客は50代から60代が多いんよ。会社の部長とか課長とか。酒飲んで愚痴こぼして、ちょっとだけ触ろうとして、帰る。毎晩それ。あんたは愚痴も言うけど自分でオチつけるし、触ろうとしてこないし。うちの客にはおらん」。これが査定の結果だった。合格だ。「触ろうとしてこない」が決定打だった。店では毎晩、客の手が膝や肩に来る。それをかわすのが仕事だ。プライベートでまでかわしたくない。「触ろうとしてこない男」。それがスナックのママが求めている男の条件だった。

店を出た。夜の9時過ぎ。新開地の商店街は営業中の店の明かりで明るかった。彼女の店もどこかで営業しているはずだが、今日は定休日だ。「もうちょっと歩かへん?」と彼女が言った。断る理由がない。ハーバーランドの方に向かった。新開地から歩いて15分ほどで神戸ハーバーランドに出る。港の夜景が広がっていた。

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ハーバーランドの夜景から新開地のホテルへ向かった夜

  • ハーバーランドで彼女の声のトーンが変わった
  • 「今夜、このまま帰るの?」と聞いてきた41歳の目
  • スナックのママが仕事のフィルターを外した夜に起きたこと

ハーバーランドで彼女の声のトーンが変わった

ハーバーランドのデッキを歩いた。ポートタワーが赤く光っている。観覧車のイルミネーションが水面に映っていた。火曜の夜だから人は少ない。カップルが数組と、犬の散歩をしている男がいるだけだ。

彼女の声のトーンが変わった。居酒屋での声はスナックのママの声だった。よく通る、明るい声。ハーバーランドに来てからは、少し低く、ゆっくりになった。仕事モードが抜けている。「こうやって夜景見るの久しぶりやわ」と呟いた。「1人で来ることはないの?」と聞いたら「1人で夜景見てどうするん。虚しいだけやん」と笑った。スナックのママは賑やかな場所が職場だ。静かな場所に1人で行く発想がない。

「離婚してから何年?」と聞いた。「7年。32の時に別れた。旦那も飲み屋やってて、お互い生活リズム合わんくてあかんかった。子供もおらんし、慰謝料もなし。あっさりしたもんよ」。飲食同士の結婚と離婚。あっさりしていると言うが、7年間1人でいることがあっさりなわけがない。彼女の「あっさり」は、深い感情を表に出さないための鎧だ。スナックのカウンターで客の愚痴を聞きながら笑っている女は、自分の感情を小さく畳んでしまう癖がある。

「今夜、このまま帰るの?」と聞いてきた41歳の目

デッキのベンチに座った。海風が冷たかった。彼女が腕を組んだ。寒いからか、僕との距離を詰めたいからか。たぶん両方だ。

「あんたさ」と彼女が言った。横顔を見ている。ポートタワーの赤い光が顔の半分を照らしていた。「今夜、このまま帰るの?」。ストレートだった。宝塚の専業主婦は「もう少し一緒にいたいです」と遠回しに言った。川西の介護職は「帰りたくないな」と呟いた。芦屋のエステティシャンは「上がります?」と小さな声で言った。この女は「このまま帰るの?」だ。回りくどくない。スナックのママは回りくどい男を毎晩相手にしている。プライベートでは直球を投げる。

「帰らない」と答えた。彼女は「よかった。断られたらどうしようかと思った」と笑った。この笑い方がスナックのママだった。本気の緊張を笑いに変換する技術。客商売で身についた処世術が、こういう場面でも出る。「新開地に戻ろう」と彼女が言った。新開地にはラブホテルが何軒かある。昔の繁華街の名残だ。彼女はこのエリアの地理を全部知っている。

スナックのママが仕事のフィルターを外した夜に起きたこと

新開地のホテルに入った。彼女が選んだ。「ここが一番マシ」と笑った。部屋に入って、ドアが閉まった。照明を落とした。

彼女は迷わなかった。バッグを置いて、タートルネックの裾を掴んで、自分で脱いだ。下は黒いレースのブラだった。「何見てんの。あんたも脱ぎなよ」。指示が出た。スナックのママは場を仕切る側の人間だ。ベッドの上でも仕切りたがるかと思ったが、違った。自分の服を脱ぐところまでは仕切った。でもそこで止まった。ワイドパンツを脱いで、下着姿になった彼女は、ベッドの縁に腰掛けて僕を見上げた。「……ここから先は、あんたがリードして」。声が小さくなった。仕事のフィルターが外れた。カウンターの向こう側にいるママではなく、7年間男に触れていない41歳の女が、そこにいた。

彼女の前に立った。髪に触れた。結んでいた髪を解いた。肩にかかった。「店では髪下ろさへんから」と彼女が呟いた。仕事中は髪を上げている。下ろした髪が肩にかかっている今は、仕事の自分ではない。僕は彼女の顎に手をかけて、上を向かせた。キスをした。唇が柔らかかった。ビールと日本酒の残り香がした。彼女の舌が先に動いた。深いキスだった。7年分の飢えが、舌の動きに出ていた。

キスをしながら、彼女の手が動いた。僕のシャツの中に手を入れてきた。背中に手のひらを当てた。温度を確かめるように。「……あったかい」。呟きながら、手のひらが背中から脇腹に回り、腹筋の上を通って胸板に乗った。芦屋のエステティシャンは体の中心線を辿った。この女は背中から回り込んできた。「来るな」と思った。正面から触るのではなく、背後から抱きつく動線。カウンターの向こう側から客に寄り添う仕草と同じだ。前からではなく、横から、後ろから。相手の懐に入る技術が染み付いている。

彼女の手がベルトを飛ばした。ズボンの前を直接まさぐった。下着の上から、形を確かめるように手のひらを押し当てた。「……硬い」。囁いた。下着の中に手を入れた。指が根元を包んだ。そのまま動かさなかった。ただ握っている。温度と硬さを手のひらで感じ取っている。5秒。10秒。それからゆっくり動き始めた。根元から先端に向かって、親指が表面をなぞるように滑った。先端の裏側に親指が到達した時、くるくると小さく円を描いた。「こうされると弱いでしょ?」。囁く声だった。挑発ではない。確認だ。男の体を知っている女の確認だった。

僕の番だった。彼女の背中に手を回した。ブラのホックを外した。外しながら、背骨のラインに沿って唇を当てた。首の付け根から肩甲骨の間を、ゆっくり下がっていった。背骨の1つ1つに唇を押し当てるように。彼女の肩が震えた。「……背中にキスされるの、久しぶり……」。背中は自分では見えない場所だ。自分でケアできない場所。誰かに触ってもらわないと、存在を思い出せない場所。7年間、誰にも触られていなかった背中が、唇1つで目覚めている。

正面に回った。ブラを外した。41歳の胸は、若い女の張りとは違う。でも柔らかさがある。手のひらで包むと、じんわりと体温が伝わってきた。乳首を親指で撫でた。すぐに硬くなった。敏感だ。唇を寄せて、舌先で乳首の周りをゆっくり舐めた。「ん……」。声を抑えている。スナックのママの癖だ。声を出すことに慣れていない。仕事では聞く側だから。「声、出していいよ」と言った。三田の教師に言った台詞と同じだが、意味が違う。教師は教室では声を出す側だが、感情の声を出すことに慣れていなかった。この女は声そのものを出すことに慣れていない。「……ん、っ……」。乳首を唇で挟んで吸った。舌先で先端を弾いた。彼女の手が僕の頭を掴んだ。

ベッドに倒した。下着だけの41歳の体が仰向けに横たわっている。膝が閉じていた。僕は膝の外側に手を置いて、ゆっくり開かせた。抵抗はなかった。下着を脱がせた。膝裏にキスをした。膝の裏側は皮膚が薄い。唇を当てただけで、脚がぴくっと跳ねた。「そんなとこ……」。驚いている。膝裏にキスされたことがないのだろう。左の膝裏、右の膝裏。唇で皮膚を吸うように。太腿の内側に舌を移動させた。内腿の柔らかい肌を、舌の腹で広く舐めた。唾液が光る。彼女の脚が開いていく。自分で開いている。

指で開いた。濡れていた。舌を平たくして、下から上まで広く舐めた。芦屋のエステティシャンには舌先でピンポイントに攻めた。この女には舌の腹で広く覆うように舐めた。圧を変える。軽く、重く、軽く。リズムを作る。「あ……ん……」。声が出始めた。一番敏感な場所を唇で包んで、軽く吸い上げた。「っ……!」。腰が浮いた。指を2本、中に入れた。中の壁を探るように指を曲げた。手前の天井側に硬い場所がある。そこを指の腹で撫でた。同時に、舌は上で動き続けている。「あ、あかん……そこ……そこ好き……」。声が大きくなった。「好き」が出た。スナックのママが仕事のフィルターを完全に外した証拠だ。

指のリズムと舌のリズムを合わせた。中と外を同時に攻める。彼女の腹筋が震えている。手がシーツを掴んでいる。太腿が閉じようとして、開こうとして。「あっ、あっ、あかん……もう……っ!」。体が弓なりに反った。中が痙攣した。指を締め付けて、波打つように動いた。「あああ……!」。長い声を出した。10年のスナック経営で鍛えられた喉から出た声は、低くて、艶があって、色っぽかった。体が弛緩した。目を閉じたまま、荒い息をついている。「……あんた……上手いね……」。スナックのママらしい褒め方だった。

コンドームを着けた。彼女は仰向けのまま、まだ息が整っていない。「うつ伏せになって」と言った。彼女は一瞬目を開けて僕を見た。それからゆっくり体を返した。

うつ伏せの背中が見えた。さっきキスした背骨のライン。腰のくびれ。尻の丸み。41歳の体は重力に素直だが、そこに色気がある。腰を持ち上げさせた。後ろから入れた。角度が深い。奥まで届く。「あ……っ、深い……」。彼女が枕に顔を押し付けた。声を殺している。腰を掴んで、ゆっくり動いた。引いて、押す。奥に当たるたびに、彼女の背中の筋肉がびくっと動いた。「もっと……強くして……」。枕に顔を埋めたまま、くぐもった声で要求してきた。

腰の動きを速めた。ぱん、ぱん、と肌がぶつかる音が響いた。彼女の腰が自分から動き始めた。僕の動きに合わせて、後ろに押し返してくる。リズムが合った。2人の呼吸が重なった。髪を掴んだ。引っ張るのではなく、束ねるように握った。彼女の顔が上がった。枕から離れた。「あ、あっ、んっ……!」。声が部屋に響いた。もう抑えていない。

「……顔、見たい」。彼女が言った。体を返した。仰向けになった。僕の上に跨った。自分で入れた。深く腰を落とした。「ん……っ……」。目を閉じた。手を僕の胸に置いて、体を起こした。腰を前後にゆっくり動かし始めた。

上体を倒してきた。胸が僕の胸に密着した。抱き合う形になった。顔が近い。目が合った。「……こっちの方がいい。顔見えるから」。対面座位の密着感は、他の体位にはないものがある。体の面積が最大限に重なっている。体温が直接伝わる。心臓の音が聞こえる。彼女が腰を小さく動かしている。大きく動かない。奥に押し当てたまま、小さく回すように。「ん……ん……」。額を僕の首元に押し当てた。息が首に当たる。熱い。

僕は下から腰を突き上げた。彼女の体が跳ねた。「あっ……」。密着したまま、下から突く。彼女は動きを止めた。僕に任せた。腕を首に回して、しがみついた。仕切りたがるスナックのママが、しがみついている。コントロールを手放している。「あ、あ、あっ……もう……だめ……」。中が強く締まった。彼女の体が硬直した。腕の力が強くなった。首を絞められるくらいの力で抱きついてきた。「っ……!」。声にならない声。体が震えた。僕も限界だった。腰を押し付けたまま果てた。

しばらく動けなかった。抱き合ったまま、2人とも息が荒い。彼女が首元から顔を上げた。目が合った。潤んでいた。41歳の目が、さっきまでのスナックのママの目ではなかった。「……あんた、次はいつ会える?」。仕事の声ではなく、女の声で聞いてきた。

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40代スナックのママと出会うために同世代の男が知っておくべきこと

  • 夜の仕事の女は「客にならない男」を求めている
  • スナックのママを口説くなら「褒めない」が正解
  • 40代同士の対等な距離感が最大の武器になる

夜の仕事の女は「客にならない男」を求めている

スナックのママ、バーのマスター、ラウンジの女。新開地に限らず、夜の飲食業をしている女はPCMAXに一定数いる。この層を攻略する最大のポイントは「客にならないこと」だ。

「お店に行ってもいいですか」は絶対に言ってはいけない。客として行った瞬間、金を払う関係になる。金を払う関係から恋愛関係に移行するのは、不可能ではないが非常に難しい。彼女の中で「客」のカテゴリに入った男は、そこから出られない。出会い系で出会ったアドバンテージは「最初から客ではない」ことだ。この優位性を自分から捨ててはいけない。

もう1つ重要なのは、店の場所を聞かないことだ。「どこのお店?」は禁句。仕事とプライベートを分けたいから出会い系に来ている。店を特定されたら、その壁が壊れる。「聞かない」「行かない」「探さない」。この3つを守るだけで、夜の仕事の女との信頼関係は一気に築ける。

スナックのママを口説くなら「褒めない」が正解

スナックのママは毎晩褒められている。「綺麗やね」「若く見えるね」「いい女やな」。客の褒め言葉を浴び続けている。だからプライベートで同じ褒め方をしても響かない。

褒めるなら切り口を変える。「酒飲む顔がいい」「笑い方が豪快でいい」「声が耳に残る」。客が言わないことを言う。客は見た目を褒める。だから見た目以外を褒める。行動を褒める。仕草を褒める。声を褒める。「あんたが言うと新鮮やわ」と言われたら、それが正解だ。

もう1つ有効なのは、自分の話をすることだ。スナックのママは仕事で「聞く側」をやっている。プライベートでまで聞き役をやらされるのは疲れる。自分から話す男の方が新鮮だ。ただし愚痴の垂れ流しはダメだ。愚痴は客が毎晩持ってくる。自分の話をするなら、オチをつける。笑える話にする。「この人と話してると楽しい」と思わせる。スナックのママが「楽しい」と思う男は、客の中にはほとんどいない。客は金を払って楽しませてもらう側だ。ママを楽しませる男。それが出会い系の男の武器だ。

40代同士の対等な距離感が最大の武器になる

今回の出会いは50代と41歳。2歳差だ。ほぼ同世代。この「同世代感」が最大の武器だった。

これまでの出会いは年齢差が大きかった。伊丹の31歳、川西の27歳、須磨の26歳。年下の女には「導く」姿勢が必要だった。宝塚の44歳、三田の39歳は年齢が近いが、既婚者だった。独身同士の同世代は、今回が初めてだった。対等だ。上下関係がない。敬語もタメ口も混在する。「あんた」と呼び合う距離感。この「対等さ」が、スナックのママには心地よかったらしい。

店では客が上でママが下。金を払う側と受け取る側の力関係がある。出会い系では対等だ。割り勘で飲んで、対等に笑って、対等にベッドに入る。この「対等」が、7年間客商売をしてきた女にとっては新鮮だったのだ。「あんた、うちの客にはおらんタイプ」と言われたのは、客との関係ではなく対等な関係で接したからだ。50代の男が40代の女と対等に向き合う。シンプルだが、スナックのママにとっては7年ぶりの経験だった。

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まとめ:新開地のスナックのママはPCMAXで出会える

  • 新開地のPCMAXには「夜の飲食業」の女が潜んでいる
  • 深夜2時以降のログインで夜の仕事を見抜ける
  • 「お店に行っていいですか」は絶対に言うな
  • 店の場所を聞かない。探さない。この信頼が全て
  • 褒めるなら客が言わないことを言え
  • 自分の話をしろ。ママを「聞く側」から解放しろ
  • 40代同士の対等な関係がスナックのママには新鮮
  • 火曜定休日が多い。火曜に有休を取れる男は強い
  • 新開地はラブホテルも居酒屋もある。完結するエリアだ
  • PCMAXの「新開地」検索は穴場。試す価値がある

新開地で出会いを探すなら今がチャンスかもしれない

PCMAXで新開地の41歳スナックのママと出会った体験を書いてきた。最後に要点をまとめておく。

新開地は出会い系の穴場だ。三宮に比べて検索する男が少ない。でも夜の飲食業をしている女が集まるエリアだからこそ、他にはいないタイプの女がいる。毎晩男の相手をしているのに、プライベートでは男に飢えている。「お店の外で会える人」。その一言に、スナックのママの本音が詰まっていた。

ハーバーランドの夜景を見ながら「今夜、このまま帰るの?」と聞いてきた彼女の声が忘れられない。スナックのママの声ではなかった。41歳の女の声だった。仕事のフィルターを外した彼女は、カウンターの向こう側にいる時とは全く違う顔をしていた。髪を下ろして、化粧を薄くして、声を出して。7年間しまい込んでいた「女」が、新開地のホテルの部屋で目を覚ました夜だった。

PCMAXの検索画面で「新開地」を入れてみてほしい。深夜3時にオンラインの女がいたら、それはたぶん店を閉めた後のスナックのママだ。客には見せない顔を、あんたには見せてくれるかもしれない。

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この記事を書いた人

「大人の出会い」ブログを運営しているサム。43歳、バツイチ、神戸在住。離婚後に出会い系を始めて4年以上になる。PCMAXと華の会メールを中心に、これまで30人以上の女性と実際に会ってきた。このブログでは、40代の男が出会い系で本当に会えるのかどうか、俺自身の体験をもとに正直に書いている。